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2013年6月

 ようやく梅雨入りしたかと思ったら、いきなり夏真っ盛りのような天気が続きますね。夜も暑くて寝苦しいという方も多いのではないでしょうか。各地で少雨による水不足がささやかれる一方、大雨による被害も報道されたり、両極端な気候が続いています。そんな中、今年の夏も猛暑になるとの予測が出されたようです。岩手ではこれで4年連続の猛暑の夏になるのだとか。「平年並み」の夏がどのくらいの暑さだったのか、もう思い出せないほどです。農作物などに被害がない程度であればいいのですが。
 先日、日曜の朝早くに神子田の朝市を見に出かけました。その日はちゃぐちゃぐ馬っこの翌日だったためか、カメラを下げた観光客風のお客さんも多く、ひっつみのお店や朝市名物のラーメン店もたくさんの人で賑わっており、とても活気に満ちた光景でした。朝市では、餅やお団子などのお店も人気ですね。私も朝市へ行くと、必ず餅菓子を買って帰ります。きりせんしょやくるみ餅など、ぜひ観光でいらした方にも味わっていただきたいですね。

 さて、イネ科の花粉の飛散も大分落ち着いてきましたので、アレルギーのある方は比較的鼻の調子が良いのではないでしょうか。この頃になると夏風邪が流行してきます。代表的なものはヘルパンギーナ、手足口病、プール熱などです。
 夏風邪のようなウイルス性の上気道炎が流行しだしますと、それらに続発する急性中耳炎や急性副鼻腔炎も増加してきます。急性中耳炎は子供の2人に1人はなるといわれるほど普遍的な病気です。赤ちゃんの場合は機嫌が悪かったり、耳をしきりに気にするなどの行動が特徴になります。中には鼓膜を切開して膿を取り除いてやる必要がある場合があります。
 鼓膜切開に関しては不安に思われるお母さんが多いのですが、最近は治りづらい中耳炎が増加していますので、もし受診先で薦められることがあれば、なるべく施行した方が良いかと思います。切開したことによって治りが早くなり、痛みもずいぶん楽になります。また鼓膜は非常に再生するのが早い臓器ですから、鼓膜に穴があいたままとなることもほとんどありません。

すっきりクリニック 高橋耳鼻咽喉科