トップページへ戻る
前月の日記を読む 日記のトップへ戻る 翌月の日記を読む
2013年8月

 今年の夏は全国的にゲリラ豪雨が多く、水害も多発しています。その一方で関西は水不足が問題になるなど安定しない気候が続いています。ここ数年で日常生活でも、雨の降り方がずいぶん変わってきている気がしますね。にわか雨というより、スコールの様な激しい雨に降られて驚くことも多くなりました。9月以降は、秋晴れの清々しい日が多くなってほしいものですね。

 福島第1原発の地上タンクから高濃度の放射性物質を含んだ汚染水約300トンが漏れた問題ですが、雨の多いこの気象が少なからず影響しているのかもしれません。漏れた放射性物質の総量は約24兆ベクレルと推計され、原子力規制委員会は、原発事故の国際評価尺度で「レベル1」(逸脱)としていた今回のトラブルを、レベル3(重大な異常事象)に引き上げました。対策が後手後手になっており、汚染水の漏出も過去最大といいます。またかという思いとともに、三陸の海産物は大丈夫なのか?と心配になります。復興予算も全く関係のないところにばら撒かれているのですから今後も収束させられるかは疑問です。

 さて、流行中の疾患ですが、ヘルパンギーナ、手足口病が目立ちます。子供の夏風邪であり、喉の痛みと口の中に水泡が多発します。手足口病はその名の通り口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルス感染によって起こる感染症です。まれに髄膜炎などの怖い病気に進展することがあります。大人でも発症する方はおりますので、喉が痛み口の中にたくさんの口内炎のようなものがある方は疑ってみてください。大人の場合には重症化する方はほとんどいないと思いますが、中には痛みが強く食事が取れなくなる方もいますので、症状が激しい方は医療機関を受診してください。

 また、秋の花粉症が始まっています。今はまだ症状の軽い方がほとんどですが、徐々に状態の悪い方も増えてくると思います。雑草の花粉が主体になりますので、あまり遠くには飛散しませんが、雑草の周囲には花粉が多く浮遊していますので、散歩中など、草むらを通過するような場合は注意してください。

すっきりクリニック 高橋耳鼻咽喉科